インド、農村部の自動車市場が成長。初購入者の数も増加。

[ニュースの要点]
・インドの大手自動車メーカーの多くは、今年の祭事シーズンに需要が10~15%近く増加したという。業界関係者によると、農村部の販売は急速に成長を続け、全体の販売に占めるシェアは増加した。加えて、農村部の市場では、車を初めて購入する人の数が都市部よりも多かったという。
・国内シェア首位のマルチスズキは、今年のフェスティバルシーズンには、23万3,000台を販売した。これは昨年より約10-11%増加した数字で、過去4-5年で最高の販売記録。
・そして、その総売上高のうち、40%近くが農村部での売上という。昨年は、農村部の売上高は全体の38.5%を占めていた。
・初めて車を購入する人は、全体の購入者のうち都市部で47-48%、農村部ではそれより4-5%多く、54%にもなった。
・農村部での販売が好調だった理由は、モンスーンによる降雨量の増加で生産量が増えたこと、農村部での新型コロナウイルスの感染が比較的少ないことが挙げられている。
・世の中がデジタル化に進む一方で、高額な買い物はまだまだ現物を見てから購入したいという人は多く、農村部でのショールームはまだまだ需要があるとも述べられている。

[管理人コメント]
日本企業も多くの会社が進出しているインドの自動車メーカー市場。新型コロナウィルスの感染拡大でロックダウン(都市封鎖)が実施された際は、売上がダウンしていたが、経済再開に伴い、販売台数は着実に増加していった。そして今年のフェスティバルシーズン(インド人の消費が一年で最も活発になる時期)には、過去最高販売台数を記録した会社もある。

インドは、都市部の状況ばかりが伝えられることが多く、確かに経済の中心地は都市部ではあるが、その土台を支えているのは農村部ではないかと思う。インドの人口の大半が農村部に住んでいることや、人口の半数が農業従事者という事実があり、いかに農村部の消費を活性化するか、農村部の収入を増やすことが、国全体の経済成長に直結する。言葉でいうのは簡単だが、行うは難しなのも事実。まだまだ課題の多い農村部で、もっと多くの起業家や活動家が必要とされている。

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[記事参考元] Business Standard
https://www.business-standard.com/article/economy-policy/share-of-rural-mkt-grows-in-passenger-car-sales-with-more-first-time-buyers-120112600349_1.html

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