COVID-19ワクチン需要がインドの低温物流を後押し

[ニュースの要点]
・2021年2月現在、インド国内におけるCOVID-19のワクチン接種が行われている。ワクチンを国内全域に輸送することができるように、強固な物流ネットワークと低温物流システムが必要になる。
・インド政府はワクチン輸送に対して、3500億ルピーの予算を計上しており、これによって国内の低温物流業者に弾みを与えると見られている。
・ワクチンだけに限らず、その他医療用のコールドチェーンへの需要もある中で、インド国内の低温物流業界の底上げが期待される。
・調査会社「Research and Markets」のレポートによると、インドのコールドチェーン市場は、2018年には1兆1210億ルピー規模だったが、2019-2014年で14.8%のCAGRで成長を続け、2024年には2兆6180億ルピーまで成長すると予測されている。
・ムンバイ拠点の大手低温物流会社「ColdStar」の創業者Shapun Kapur氏は、「ヘルスケアにおける低温物流の注目度の向上は、今後2-3年の成長を倍増させる。当社の物流サービスへの需要も増加しており、我々は今後の市場の成長は14%CAGR以上になると確信している」と、業界の今後の成長に大きな自信を述べている。

[管理人コメント]
インドのコールドチェーンが脆弱と言われている。コールドチェーンというより、物流業界全体が細分化され、ドライバーの教育レベルや陸路の未整備などの課題が多く、物流業界全体が脆弱と言われている。そんな中でも、近年では物流スタートアップの登場により、物流の最適化やドライバー教育などが実施され、クオリティが上がっているような印象も受ける。

しかし、低温物流はまだまだで、大手プレイヤーしか高度な低温技術を伴った低温物流に対応できていないのが現状である。記事にもあるColdStarは、社員教育も時間とコストをかけて行い、所有する車両数も多い。ワクチンに限らず食品などでも利用されている会社だが、国内需要を考えるともっと多くのプレイヤーが必要と言える。

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[記事参考元] The Economic Times
https://economictimes.indiatimes.com/small-biz/sme-sector/covid-19-vaccine-distribution-to-give-cold-chain-logistics-sector-a-boost/articleshow/81183564.cms

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