インド、ワクチン普及で来年早々に不況脱出か!? (世論調査)

[ニュースの要点]
・ロイター通信の世論調査によると、インド経済は来年初めに景気後退から回復するが、その回復ペースは緩やかになると予測されている。
・最近のワクチン開発のニュースにより、インド株は過去最高を更新。経済活動の回復への期待が高まっている。また、それにフェスティバルシーズンの購買需要が相まって、この1ヶ月間でエコノミストの間で楽観的な見方が強まっている。
・世論調査によると、回答者40名中26名が、景気回復の上昇率がワクチンの進捗とリンクしていると述べた。
・モルガンスタンレーのChief India Economist、Upasana Chachra氏は、「COVID-19の感染は落ち着いてきており、今後は大規模な操業停止を必要としないことから、経済活動が正常化し続け、成長回復が強まる」と予想している。
・しかし、一方で、国内の一部地域で感染が再燃したことでロックダウンが再開され、交通機関などの供給側の混乱がさらに深刻化し、高インフレが長期化するリスクが高まっているとう見方もある。
・実際、インドでは小売り物価上昇率は1年以上にわたり4%超で推移している。低成長・高インフレはまだ続きそうだが、Axis Capitalのチーフエコノミスト、Prithviraj Srinivas氏は、「成長率もインフレ率も今後数ヶ月で多少緩和する可能性はあるが、中央銀行が景気刺激策を強化する余地はない」と述べた。

[管理人コメント]
新型コロナウィルスの感染拡大後、インドでは全土でロックダウンを実施。この間、人々は気軽に外出することはできず、多くの産業が打撃を受けたが、ロックダウンが解除されて、街にも人通りが戻ってきている。経済もゆっくりと回復傾向にあり、特にインドが誇る製薬産業ではワクチン開発が進む。

記事にもあるが、最近のワクチン開発のニュースにより、インド株は過去最高を更新している。これはインドだけでなく、他国でも株高が進んでいるので、富裕層は景気の回復を実感できるかもしれないが、国民の多くが低所得者層ともいわれるインドでは、格差がますます広まることが懸念される。景気回復は重要だが、新型コロナウィルス禍における打撃や不況は貧困層にしわ寄せがきてしまっている状況下で、この課題(大きすぎる課題)にどう向き合うかは重要なポイントであり、新しい雇用機会が生まれることを願う。

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[記事参考元] LiveMint
https://www.livemint.com/news/indian-economy-to-escape-recession-early-next-year-on-covid-19-vaccine-11606309317904.html

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