インド、2023年までに2710億ドルの消費者支出が現金からカード・デジタル決済へシフト

[ニュースの要点]
・アクセンチュアが発表したレポートによると、インドでは2023年までに約2,710億ドル相当にあたる約666億件の取引が現金からカード・デジタル決済にシフトすると見込まれている。
・そして、2030年までにはさらに8,566億ドルに現金→カード・デジタル決済へのシフトが増加すると予想されている。
・インドだけでなく、世界規模で見てもこの流れは加速しており、全世界の現金→カード・デジタル決済への移行は進み、2023年までに約4200億件の取引、金額にして7兆ドルがカード・デジタル決済になると予測されている。
・新型コロナウィルスのパンデミックによるデジタル決済への急速な移行は、銀行が決済システムを近代化する必要性を緊急に高めている。
・インドでは、UPI(銀行間即時送金プラットフォーム)などをはじめとしたデジタル決済のプラットフォームインフラが先行しており、非接触型の支払いが増加している。
・インドの銀行は、今後ますますの決済システムの近代化のため、これまで以上の投資強化、そしてデジタル決済業務の規模拡大が求められる。

[管理人コメント]
インドでは、2016年にモディ首相がブラックマネー対策として高額紙幣の廃止を実施して以来、デジタル決済が国民に広まってきている。しかし、新型コロナウィルスが感染拡大する前までは、どうしても現金を好む層もいた。例えばオートリキシャーの運転手や露天商など、少額決済をする人だったり、銀行口座を持っていない層、もっと言うと手元にお金がなく、即その場での金を求める人(ガソリン代のための即金を欲するドライバーに過去何人も会ってきた。)

そして今年2020年、新型コロナウィルスの感染拡大によって多くの人がデジタル決済へと半ば強制的に移行した。インドのデジタル決済プラットフォームや各種アプリは、個人的な意見ではあるが先進国並み(場合によってはそれ以上)に発展している。デジタルウォレットはもちろん、UPIというインド決済公社が開発した銀行間即時決済プラットフォームのおかげで、財布を持ち歩かずとも、スマホ一つであらゆる場面での決済が完了するようになった。

人々はもう現金決済に戻ることは考え難い。今後もさらにデジタル決済の市場は大きくなる。また、インドではクレジットカードの普及率が低いので、最近はそこに注力するスタートアップも出てきている。

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[記事参考元] The Economic Times
https://economictimes.indiatimes.com/industry/banking/finance/271-bn-consumer-spending-to-shift-from-cash-to-cards-digital-payments-by-2023-in-india-accenture/articleshow/79387766.cms

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