インド、2020年の高級車市場の売上40%減を記録

[ニュースの要点]
・インドの自動車市場で、低価格モデルの車種の需要増加が市場を牽引していると言われているが、高級車市場は苦境に立たされている。
・2020年のインドの高級車市場は、売上高が40%減少するなど、記録的な落ち込みを見せている。
・新型コロナウィルスの影響で、人々は手頃な低価格帯の車種を選ぶようになる一方で、高級車ユーザーとなる富裕層の支出が抑えられている。
・秋のフェスティバルシーズンにおいて、少しの販売回復を高級車メーカーは期待しているが、それでも大きな期待はできない。
・高級車市場の雄、メルセデスベンツは、販売回復にはかなりの時間(およそ2-3年程)がかかると見込んでいる。同社の2020年のインド国内での売り上げも前年度比で40%以上の減少になる予測が立っている。
・インドは、大富豪の数が多い。人口が多い分、大富豪の数も他国と比べて多いのだが、高級車の普及率は最低レベルとも言われている。事実、インドの自動車業界全体を見たときに、高級車セグメントが占める割合は1%程度である。

[管理人コメント]
インドは、マルチスズキを筆頭に、手頃な価格(所謂Affordable Price)の車が人気を博している。メルセデスベンツやBMWなどといった外国の高級車ブランドは、インドでは苦戦が続いている。

街を移動すれば、ポルシェやアウディ、ごく稀にランボルギーニなどの高級車を見ないわけではない。しかし、まだまだ人気がある(というより消費者の手の届く)ものは、低価格帯の車種である。渋滞が頻発し、車同士の接触も多いインド、道がアメリカのように広いわけでもないため、日中思いきりスピードを出すことも難しい。

そんな環境も相まって、インドでは高級車販売の苦戦が続いているが、この傾向は続くと思われる。インフラが設備され、道が走りやすくなり、且つ消費者の懐事情も余裕が出る=所得向上などが重ならないと、高級車に乗り換えようという人はまだまだ出てこないのではないかと思う。

※インドの情報や当サイト(管理人宛)のインド関連での各種お問い合わせは、こちらからどうぞ!

[記事参考元] The Economic Times
https://economictimes.indiatimes.com/industry/auto/auto-news/indian-luxury-car-market-set-to-register-a-record-40-decline-in-2020/articleshow/78004931.cms

関連記事

ページ上部へ戻る