【コラム】新型コロナ感染拡大中のインド、ロックダウンとその後

新型コロナウィルスが世界中で猛威を振るっています。日本でも感染者が減ってきたかなという頃にまた増えだして、それでも日本の感染者数は世界基準でみると抑えられている方だとも言われています。

 では、インドはどうでしょうか。僕がインドに住みだして早3年が経とうとしていますが、もちろんこんなに人が外にも出ていなく、そしてスーパーなどでソーシャルディスタンスを守り、ほとんどの人がマスクをしている光景を見るのは初めて。そんなインドは世界最大規模のロックダウンを今年3月末より実施してきました。ロックダウンをしたといっても、感染者数は指数関数的に増え続け、「1日当たりの新規感染者数が5000人かー、怖いな」なんと思っていたらあれよあれよと1日当たりの新規感染者数は万の大台を超え、気付けばもう新規感染者2万超えという現在。

 ロックダウンが始まった頃は食料は確保できるのか、暴動は起きやしないか(実際は起きていましたが)、等々心配する要素はあったものの、なんとかそれでもニューノーマルは生活を送っています。インドのニューノーマルってどんな感じか想像つきにくいかもしれませんが、ホワイトカラー職の人に限ってしまえば、結構日本とも似ているところはあるのではないかと思います。

在宅勤務は当たり前のようになり、多くの人が自宅で仕事をするようになりました、僕も含めて。日本のニュースを見ると、自宅では集中できない、そもそも会社が在宅勤務を許可してくれない、テレワークが浸透しない等々、課題がニュースで取り上げられていますが、それに比べるとインドの会社は在宅できるのであればすぐに在宅命令を出し(そもそもロックダウンなので在宅するしかないのですが)、ロックダウンが解除された後でも継続的在宅勤務をしている人が多い印象です。中には、在宅勤務の方が生産性が上がるし、自分の時間も取れるし、何より家族との時間が取れるから、できれば在宅勤務を続けたいと言っているような人もいます。しかも結構な割合で。

 どうでもよいことですが、ロックダウンによって強制的にソーシャルディスタンスを取らざるを得なくなったことで、レジに並んでいるときに、後ろの人がお腹を僕の背中にくっつけてくることもなくなりました。(以前はそれほど人と人の距離が近かったのです)どれだけ大気汚染が深刻だろうとマスクを着けなかった人までもがマスクをする。これは個人的にものすごい変化と感じています。

 さて、ロックダウンが終わり、経済活動も再開してきました。まだまだ開いていない飲食店もあり、大型モールも開いていたりいなかったりですが、明らかにニューノーマルが取り入れられています。まだまだ感染が続いているので、このウィルス対策は続きますが、良いところは継続的に取り入れてほしい、そして二度と行列で僕の背中にお腹を引っ付けるほど詰めるような並び方はしないでほしい。と個人的願いを持ち続けているインドなうな現状です。

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