インドのフィンテック業界を牽引する電子決済の雄「Paytm」

 

近年、よくニュースで目にする「フィンテック」という言葉。

フィンテックとは、「金融」×「テクノロジー」によって生み出される新たな金融サービスや仕組みのことを指しており、ここ数年、世界中で大きな注目を集めている分野です。

 

日本で台頭しているフィンテックの会社/サービスを例に出すと、
– 家計簿アプリサービスの「マネーフォワード」
– ロボアドバイザーによる全自動資産運用サービスの「ウェルスナビ」
– プリペイド式のモバイル決済サービス「LINE Pay」
などが挙げられます。

 

さて、インドのフィンテック分野はどんな現状なのか?

ユーザー目線での結論から言うと、日本よりもキャッシュレス化は進んでおり、近所のスーパーでも現金払いの人よりもクレジットカードやモバイルペイメントで決済を行う人が多い印象を受けます。

 

どんどんキャッシュレス化が進んでいるインド(政府もキャッシュレス化を促進)では、フィンテック企業も複数台頭してきており、特にインドのフィンテック業界を牽引している「Paytm」は圧倒的なユーザー数を獲得しています。

 

「Paytm」というと、昨年SoftBankが単体で14億USDを出資したことでも注目されましたが、今回はそんなインドのフィンテック業界を牽引する電子決済の雄について少し調べてみました。

– – – – – 概略 – – – – –

Image Credit: ensuenotech.in

会社名: One97 Communications Ltd
※Paytmは同社のサービスブランドの一つ
所在地: ノイダ
設立年: 2000年
Paytmサービス開始年: 2010年

– – – – – サービス開始~現在まで – – – – –

2010年: 8月にサービスを開始。
2011年: ベンチャーラウンドでSapphire Venturesより1000万USDを調達
2014年: モバイルウォレットサービスを開始。従来までのプリペイド型モバイルリチャージサービスから発展させ、ペイメントプラットフォームを構築。電車や映画のチケット予約、オンラインショッピングなどがPaytmのアプリから直接可能に。
2015年: アリババやアント・フィナンシャル(アリペイの運営会社)などから、合計8億8000万USDを調達。
2016年: 高額紙幣廃止により、Paytmのユーザーが激増。廃止から一か月で2000万人のユーザー増。
2017年: アリババが約2億USDを、SoftBankが約14億USDを出資。
2018年: 現在、約2億8000万の登録ユーザーを抱える。月間アクティブユーザー数は約8000万人。

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Paytmの普及率はかなり高く、実際街に出て歩いたり買い物をするだけでも、Paytmのロゴが至る所で見ることができます。

 

例えば、マクドナルドのテーブルの上

Paytmで支払いをすれば、Rs25(40-50円ぐらい)がキャッシュバックとのこと。

 

また、大手スーパーマーケットチェーンの「Spencer’s」

Paytmで支払いをすれば、Rs100(180円ぐらい)がキャッシュバック。

 

それと、街に大きく出ているPaytmの広告

ちょっとなんて書いてあるか分かりませんが(ちなみにテルグ語で書かれています)

 

これはどうやら「7 pe 70 Offer」というやつらしく、

7回Paytmで買い物すればRs70(130円ぐらい)がキャッシュバックで返ってくる、というキャンペーンのようです。

 

同じお店で7回買い物するのは対象外、とか

購入最低価格はRs50(90円ぐらい)~、とか

色々ルールはあるようです。

 

さてさて、これでPaytmがどれだけ街に浸透しているか、少しは実感していただけたのではないかと思います。

しかし、インドのモバイル決済は「Paytm」だけでなく、他にも複数のスタートアップが存在しています。

 

配車タクシーの「OLA」が展開している「OLA Money」や、

EC大手のFlipkart傘下の「Phone Pe」、

Paytmと並んで2大モバイルウォレットとも言われている「MobiKwik」など、

 

まだまだ多くのスタートアップが存在しており、競争を繰り広げています。

ということで、その他のフィンテックスタートアップもこれから多数紹介していく予定です。

 

インドのフィンテックはかなり注目されていますので、チェックしておいて損はない&面白い分野かと思います。

是非、これからもチェックしてみてください!

 

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