インド最大級のECサイト「Flipkart」の軌跡

インド発の有名ECサイトといえば、「Flipkart」と「Snapdeal」が2大トップ。

上記2社ともに、SoftBankが出資していることは有名ですが、特にFlipkartは、SoftBankからかなりの出資を受けています。(詳細は下記)

 

インドのEC業界は、FlipkartとSnapdealに加えて、「Amazon」も参入しており、文字通り「激戦」です。

さて、今回はそんな中でも、確立した地位を築いているインド発ECの雄「Flipkart」についてご紹介します。

 

インドのスタートアップや起業家に関する情報を提供するWebサイトYourStory.comの情報によると、

2017年9月時点で、FlipkartはインドのEC市場において、モバイル・ファッション・家電のカテゴリーで70%のシェアを獲得している。

とあります。

 

世界最大級のECサイトである「Amazon」が既にインドに進出しているにも関わらず、この数字をたたき出すFlipkart。

そしてこの数字は、Flipkartが買収したファッション特化のECサイト「Myntra」や、その子会社で同じくファッション特化のECサイト「Jabong」を抜いた数字になっており、Flipkart単体での数字であることから、同社のインド国内での強さが分かります。

 

個人的な感覚では、なんとなくAmazonのほうが利用者が多いような気がしていましたが、

まさかここまでFlipkartが強いとは、、、

(個人的感覚では、最近Amazonユーザーが多く、Amazon≧Flipkart>Snapdealという構成だと思っていました)

 

さて、ではなぜFlipkartはここまで成長したのか?どのような経緯でここまで来たのか?

気になったので、少しまとめてみました。

 

– – – – – 概略 – – – – –

 
Image Credit: Customer Care Number

会社名: Flipkart Internet Private Limited
所在地: バンガロール
設立年: 2007

 

– – – – – 設立~現在まで – – – – –

2007年: 元Amazon社員であるSachin Bansal氏とBinny Bansal氏の二人によって設立。両社ともにIITデリー校出身。

2008年: Rs 4,000万(約7,200万)の年間売上を記録。

2009年: Rs 2億(約3.6億円)の年間売上を記録。シリーズAラウンドで、Accel Partnersより100万USDを調達。

2010年: シリーズBラウンドでTiger Global Managementより1,000万USDを調達。

2011年: ボリウッドの最新ニュースやビデオ等提供するサイト「Chakpak.com」のデジタルカタログの権利を取得。

2012年: 家電ECサイトのLet’sbuy.comを約2,500万USDで買収。この年、インド初のユニコーン企業として評価を受ける。

2014年: ファッションECサイトのMyntraを買収(買収額は約3億1,000万USD)

2016年: Myntraが競合であるJabongを約7,000万USDで買収。オンラインペイメントスタートアップのPhonePeを買収。

2017年: Microsoft、eBay、テンセントより14億USDを調達。SoftBankから約25億USDを調達。(SoftBankはFlipkartの最大株主に)

– – – – – – – – – – – – – – – – – – –

 

なるほど。

 

第一に、まずAmazonよりも早くインドでEC事業を開始しており、

(Amazonが、インド国内サービス「Amazon.in」をローンチしたのが2013年)

Amazonのインド進出前には、既に国内ECサイトとしての地位を獲得していたことが考えられますね。

 

さらに、積極的なM&Aを行うことで、自社グループを拡大し、インドのECグループとしての地位を確立。

設立から10年でインド最大級のECサイトにまで成長したということですね。

 

しかし!近年ではAmazon Indiaが急激にユーザーを獲得しており、それを受けてFlipkartはなかなか過激なプロモーションを出しています。

 

特に、2018年1月には、Flipkart VS Amazonの如く、年始セールでお互い積極的なプロモーションやディスカウントセール、キャッシュバックを行っていました。

→Flipkart: ソファー最大80%OFFとか、ベッドやベッドシーツなどの寝室家具が最大70%OFF

→Amazon: 洗濯機35%OFFとか、アパレル最大70%OFFとか

 

さて、これから両社の競争は更に激化すると思いますが、勝敗を分けるポイントは、

「いかに魅力的な価格提示ができるか」のような気がします。

 

もちろん、どちらのほうが配達に日数をとらないとか、(ちなみに僕がAmazonで頼んだ水とりぞうさん的な湿度取りは10日かかりました…)

どちらのほうが品質が良いかとかあると思いますが、

 

僕個人の感覚としては、インド人はかなり値段にシビアな印象があるので、

より魅力的な価格提示ができるほうに軍配が上がるのではないかなと思います。

 

今年は、どちらのユーザーが増えてくるか減ってくるか、引き続きチェックしていこうと思います。

 

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